2月6日(木)
本コースの佐伯胖先生が研究代表となっている科研「アンラーニング・ワークショップの開発研究」のメンバーU先生、G先生とミーティング。一見雑然として見えるワークショップの学習プロセスをどう記録し分析すればよいか議論した。
ポイントとなるのはワークショップがどのようなコミュニケーションなのか(たとえば普通の教室の授業とどう違うのか)を明確にし、その基本構造をとらえること。ヴィゴツキー的に言えば、ワークショップの「分析単位(unit of analysis)」を明らかにすることである。ここがはっきりしなければ何をどう観察すればよいかも、それをどう記述すればよいかも決まってこない。
4時間ぶっ通しのハードな議論になったが、かなり面白いアイデアに辿りつくことができた。ワークショップの学習プロセスに関する基礎理論としても、観察記録システムの設計原理としても使える話になるかも。これからの展開が楽しみだ。