<所属・職>
青山学院大学社会情報学部社会情報学科
大学院社会情報学研究科社会情報学専攻ヒューマンイノベーションコース 教授
<略歴>
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。東京大学大学院教育学研究科助手、東京学芸大学国際教育センター講師、准教授を経て現職。
<最近の研究関心>
旧ソビエトで1920、30年代に活躍した心理学者L. S. Vygotskyをルーツとするアプローチを、さまざまなコミュニケーション場面の理解に生かすことに関心がある。最近は、証言の信用性評価や裁判員裁判の評議など司法場面におけるコミュニケーションの分析を中心に仕事をしている。裁判のように極めて制度的なコミュニケーションのなかでも、人々は没個性化するのではなく、否応無く個性的に自分の体験や考えを語ってしまう。人は社会的枠組みのなかで、はじめて個性的になることができるということが、とても面白いと思う。