西條美紀・高木光太郎・守屋克彦 (2009).「論告分析型評議の提案ー裁判員が実質的に関与する評議の実現のために. 法律時報, 81(8), 83-93.
しばらく前から参加している科学研究費の共同研究のメンバーで書いた論文が出版されました。応用言語学(西條)、心理学(高木)、法律実務(守屋)による共著です。
裁判員裁判における評議(裁判員と裁判官が話し合って事実認定や量刑を検討する討議)をどのようにしたら実質的なものにできるのかを検討した研究の一部です。この論文は「裁判員評議における評議デザイン論の展開」という連載の一部で次号以降に他のメンバーが執筆した論文が2本掲載される予定です。
論文の構成は以下のとおりです(法律雑誌なので実物は縦書き漢数字)。
- はじめに
- 判決の社会的正統性と理想の評議
- 裁判員裁判の運用方針と課題
- 裁判員の「実質的関与」のための情報の外在化と共有
- 論告分析型評議の提案
- おわりに