青山学院大学 大学院 社会情報学研究科 社会情報学専攻 ヒューマンイノベーションコース

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高木 光太郎 教授

たかぎ こうたろう

高木 光太郎 教授

最終学歴 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。
職歴 日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大学院教育学研究科助手、東京学芸大学国際教育センター講師、准教授を経て2008年より現職。
受賞歴 賞や立派な役職とは無縁のまま現在に至る。

コミュニケーションの「ズレ」が何を可能にし、生み出し、あるいは阻害しているのかコミュニケーションの「ズレ」が何を可能にし、生み出し、あるいは阻害しているのか

コミュニケーションの過程、特にそこに「ズレ」が生まれている状況に関心があります。

コミュニケーションの食い違いは時として深刻な対立や抑圧にもつながりますが、一方で新しいものの創造や人の成長・変化(学び)の契機にもなります。コミュニケーションの「ズレ」がもつこのような性質について、ヴィゴツキー学派の心理学、生態心理学、文化人類学、談話分析などの理論や方法を手がかりにして研究を進めています。

具体的には人々が過去の体験を想起し説明する「証言」のコミュニケーションと、知識・経験・熟練が違う人々の間で生まれる「学習」のコミュニケーションに興味を持っています。

「証言」は自分しか体験していないことを人に伝えるコミュニケーションなので、本質的な部分で「ズレ」を内包しているコミュニケーションです。そもそも自分の体験を人に「伝える」とはどういうことなのでしょうか。この点に非常に興味があります。研究の一環として実際の事件の取調べ・事情聴取の過程の分析や、それに基づいた裁判での鑑定書の作成、専門家証言なども行っています。

「学習」は学校だけではなく、さまざまな現場で日々生まれている現象ですが、そこには「できる/できない」「知っている/知らない」「わかる/わからない」といったズレとそれをめぐるコミュニケーションが常に存在しています。さまざまな現場で実際に人々がどのように学習を生み出しているのか。そこに介在するズレとコミュニケーションをとらえるための理論的枠組みについて研究を進めています。

こうした様々な場面に生じるコミュニケーションの「ズレ」が何を可能にし、生み出し、あるいは阻害しているのか。このことを出来るだけ具体的な観察を通して明らかにしていきたいと考えています。

参考図書
高木光太郎(2001). ヴィゴツキーの方法:崩れと振動の心理学 金子書房
高木光太郎(2006). 証言の心理学:記憶を信じる、記憶を疑う 中公新書
山本登志也・高木光太郎 (2011).  ディスコミュニケーションの心理学:ズレを生きる私たち 東京大学出版会

メンバーと指導体制

2018年度は博士前期課程の院生が6名、博士後期課程の院生が9名在籍しています。博士前期課程では社会人院生が4名と学部からストレートに進学してきた院生が2名、博士後期課程は8名が社会人、1名がストレートに進学してきた院生です。博士後期課程からは現在までに3名が博士(学術)の学位を取得しています。

社会人院生は会社勤務、コンサルタント、大学職員、医療関係者、国際協力機関など多様な背景を持った人が集まっています。研究指導は必要に応じて随時行う個別面談(1回一人1時間程度)、隔週木曜日に開講している授業、原則として隔月土曜日に開催する研究室ミーティングを通して行っています。

研究室ミーティングでは希望した院生が研究報告を行い、それに教員や他の院生がコメントしていきます。このミーティングには現役の院生だけではなく、研究室の修了生、他研究室や他大の院生も参加しています。また大学院進学希望の方が見学に来ることもあります。

現場で起こっている現象の謎をしっかりと解きたい現場で起こっている現象の謎をしっかりと解きたい

研究テーマ導体制

院生たちの研究テーマもその背景を反映してとても多彩です。たとえば、

  • 海外の医療関係者を対象とした研修における学習プロセスの研究
  • ベトナムの教員研修における学習プロセスの研究
  • 沖縄の老人の被抑圧体験の想起に関する研究
  • 起業に失敗した人による過去の振り返りに関する研究
  • 助産学校での実習に関する研究
  • 大学の自主ゼミでの学生の共同的な学習過程に関する研究
  • 写真撮影時のコミュニケーションに関する研究
  • 読者を巻き込んだケータイ小説の執筆過程に関する研究
  • アマチュア科学者の知的好奇心に関する研究
  • サイエンスカフェでの専門家と市民のコミュニケーションに関する研究

といった研究テーマで院生のみなさんは研究に取り組んできました。

こんな方に来てもらいたい

このように院生の研究テーマは多彩ですが、各研究で共通して重視しているのは、「単なる問題解決やデータ収集ではなく、人間の現象として『面白い』『興味深い』ことに触れるテーマ設定」と「型どおりの手順で研究を進めるのではなく、現場で発見した現象や問題を出来るだけリアル、より深く捉えるための研究方法を院生自身が工夫すること」です。
このため実際の研究手法としては観察、談話分析、インタビューなど質的方法を組み合わせるケースが多くなります。

自分がかかわっている現場で気になること、解決したいことがある。そのためにまずは現場で起こっている現象の謎をしっかりと解きたい。そういう希望をお持ちの方に向いている研究室です。

研究業績など
https://gshi.si.aoyama.ac.jp/hiblog/takagi/

研究室Facebookページ
https://www.facebook.com/takagi.lab

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