3月7日にヒューマンイノベーションコースの博士前期課程論文中間発表会が青山キャンパス8号館932教室で開催されました。報告をしたのは博士前期課程1年に在籍する大学院生のみなさんです。昨年4月にスタートした社会情報学研究科から提出される最初の修士論文(または特定課題研究)になる研究です。下のリストをみてもらえばわかりますが研究テーマはNPO、生産現場、オフィス、病院、教育現場など多岐にわたるフィールドを対象しており、様々な現場で生まれる変革や学びをターゲットにする「ヒューマンイノベーションコースらしい」面白いものばかりでした。しかしもちろん研究としてはまだまだ発展途上という感じで、出席した教員からもいろいろな角度からコメントがありました。
論文の提出は来年の1月です。4月からは、いよいよ本格的な研究のスタートになりますね。みなさん、がんばってください。
※佐伯教授(左下)、山下准教授(右上)、苅宿教授(右下)
当日報告のあった研究のタイトルは次のとおりです。
- 市民的公共圏の生成に関する研究〜地域団体「F」をめぐって
- 作業システム設計のためのWS-BOMデータベースの構築及びデジタル作業標準書の提案〜自動販売機会社との共同研究をケーススタディとして
- 病院における育児指導に関する考察
- 複数の製品ライン群を俯瞰する機能設計・製造プロセスの体系化と統合データベースの構築〜自動販売機会社との共同研究を事例として
- 製品企画、製品設計、生産のプロセスモデリングと相互連携〜自動車会社との共同研究を事例として
- 社会文化的アプローチから捉えた看護の実践〜媒介がひらく共同体への交渉可能性
- 会話から対話へ〜非公式な場の対話から始まる「共に」の職場環境作りについて
- 小学校における評価と協調学習の在り方に関する研究