4月12日
先月3月にヒューマンイノベーションコースを修了した修了生による自主企画、「2013年度修了生自主修論発表会」が、開催されました。
この発表会を企画したのは、修了生の小泉千尋さん。
今回の発表会を企画した理由は…
「それぞれが書いた修論は、今後、学会発表や、研究フィールドに返していくことが予想されるので、修論を見直す機会をつくりたかった。」
「それぞれが研究にどう取り組んでいったのか、そのプロセスを後輩に知っておいてもらいたかった。」
「口述試験の前に何人かでプレゼンの練習をしてみたら、昨年の10月の中間報告で発表していた内容と大きく違っていた人がかなりいたので、変わった経緯を共有したかった。」
等、修了生の中でいろんな思いがあったから、とのことです。
発表会当日は、発表者である修了生に加え、新M2の院生や学外からの参加者、総勢14名が集まりました。
発表された内容は、以下の通りです。
・「地方公共団体文化政策と劇場法―児童生徒等の実演芸術体験機会拡充における課題について―」
・「持続する趣味縁における特質的な互恵性構造の研究―声劇サークルのエスノグラフィー―」
・「企業人の学習プロセスに関する研究―継続的なアートワークショップの参加を通して―」
・「中途採用看護師の学習とアイデンティティの構築ー正統的周辺参加論をもとにー」
・「サイエンスカフェにおける専門家の戸惑いとフレーム変化の談話研究」
報告会終了後は、修論を執筆する上で、どういうことが大変だったか、反対に、何が助けになったのかを、修了生一人一人が発表していきました。
それらを、<修論を書きあげるための修了生からのアドバイス!>として、挙げてみます。
・わからないことは院生室にいる人をつかまえて聞く!または、メールで先輩をつかまえてとにかく聞く!
・学校に顔を出すことは大事!必要な文献を学校のロッカーに入れておく、M2の後期でもあえて授業を取る…などい ろんな工夫して、強制的に確実に学校に来るようにしていた!
・研究室に来ると誰かがいるのでお互い励まし合って頑張った。一緒に頑張ってる同期が「大丈夫!」と言ってくれると頑張れる。
・自分にとって論文を書きやすい場所を確保する!(スタバには、相当お世話になった…)
・参考文献は、提出直前のぎりぎりまで読んでいた。以前はスルーしていたような部分も、修論を書いている最中だか らこそ、気づく部分があるから!
・領域によっては、自分一人で資料集めをするのが難しいことがある。仲間にも資料集めをお願いした!
・外部の研究会にもできるだけ出て、いろんな情報を仕入れておくといい(HIの先生たちも、学外の研究会に出ること は推奨してくれている)
などなど。仕事をしながら修論を書き上げるために、皆さん、いろいろな工夫や努力をされていたことがわかりました。
修了生の皆さん、本当におつかれさまでした!ぜひ、また学校に遊びに来て、後輩に力を貸してくださいね!