Unlaboratory 読書会@青学

ヒューマンイノベーションコースでは、各ゼミでの研究会の他に、院生が自主的に行っている勉強会があります。今日は、そのうちの1つである「Unlaboratory 読書会@青学-研究室を超えて関心でつながる読書会-」をご紹介します。

この読書会は、元々は、東京大学の舘野泰一さんが立ち上げた「Unlaboratory」の活動の一環で、「Unlaboratory」という名前には、「研究したりする実験する環境の良さ」を残しながらも、それをさらに超えていきたい、という思いが込められているのだそうです。「Unlaboratory 読書会」は、研究室や大学の垣根を越えた読書会、とうたっているように、舘野さんに加えて、HIコースM2の眞﨑さん、木村さんらも中心となって青学で定期的に開催されており、青学の院生だけでなく、他大学の院生や社会人も毎回参加しています。

この読書会の特徴は、1冊の本を輪読していくのではなく、参加者それぞれが、今、興味を持っている文献を紹介・発表し、その内容について全員でディスカッションをする、というスタイルをとっているところで、この日の発表テーマは、「ロ-ティの大学教育論についての考察」「科学をどう教えるか-アメリカにおける新しい物理教育の実践」「脱学校の社会」「アフィニティスペースという概念について」など、多種多彩。自分の専門からあまりにもかけ離れた文献については興味が湧きにくいのでは?と思いきや、異分野でも、重なり合うところや意外なつながりを発見できることがあり、新たな視点を生み出すことにつながっていくのだそう。また、異分野の様々な文献に触れるからこそ、自分の研究を違う領域からの視点で捉えなおすことにもちなみにこの日は、最後に発表された「アフィニティスペースの概念」に関心が集まり、今後も継続的に検討していきましょう、という流れに発展しました。

様々な文献に触れることを通して、自分の研究に軸を置きながら他の分野への興味関心を広げていかれるスタイルが、この読書会の「ゆるさ」を象徴しているようです。

次回の日程はまだ決まっていないそうですが、もしも、今、何か興味のある論文や文献をお持ちの方は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

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