公開シンポジウム「社会人大学院の学びのre-design~資格・スキルの学びを超えて~」のご紹介

10月11日同日,入試説明会終了後,公開シンポジウム「社会人大学院の学びのre-design~資格・スキルの学びを超えて」が開催されました。総合司会は苅宿俊文教授です。

最初に,若手研究者の香川秀太准教授から,「激しくオモシロイ学びとは」について講演がありました。

オモシロイ学びを香川准教授流に言い換えると,「野生の学び,喜びとしての学び」ではないかという当日のタイトル紹介からお話が始まりました。

そして,人がオモシロイ!と感じるときはどんなときか?といったことや,「知識習得」を学習ととらえる従来の学習観を,むしろ崩して再構築していくことが,実はオモシロイ学びにつながるのではないかという提案がありました。

オモシロイ学びのキーワードとしてあげられたのが,①本当にそうなの?を探究,②奥深い思想を知り道具化する,③変化の担い手となる(主体性の回復),そして,④野生の学び,です。

企画趣旨説明や講演の様子は,こちらustreamにて配信いたしております。ぜひご覧ください。

http://www.ustream.tv/channel/hi-1011
※11分頃からスタートです。

そして,次に,修了生や現役生によるパネルディスカッションが行われました。司会進行は高木光太郎教授と鈴木宏昭教授です。

対談内容を一部ご紹介します!

・会社にいたときは,知識は固形物のようにあって,それが高かったり低かったりという考えだった。しかし,本コースに入り,それで本当に良いのかと疑うようになった。

たとえば,アセスメントとして診断するってなんなんだろう?
発達とは,階段を上がっていくようなものではないのではないか,という見方を知った。そこから,じゃあ段階別の教育システムっていったいなんなんだろう?と思うように。

・今までよりも多くのことを気づくようになり,アンテナも広がった。

・学び方について学んだ。研究をする,ということについて学んだ。

・実践を見る目が変わった。

・社会人でも大学院いけることがわかった。

・「“学ぶ”とは答えを教わることではない」ということをHIで学んだ。

などなどです。

その後,高木先教授より,「皆さんのお話を聞いて衝撃の事実がわかった(笑)。皆さんは,授業料を払ってわかりにきたというよりも,どうやら,わざわざ“わからなくなりにきた”ようですね」,という名言も飛び出しました。

こちらも,ustream動画でご覧になれます!

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以上をご覧になって,えっ??と思われた方,面白そうと思われた方,確かにそうかもと思われた方,「学びを学ぶ」素質のある方かもしれません!

ぜひ一度,入試説明会等にお出でください。

さて,その後,グループに分かれ,対話が行われました。香川准教授の講演内容と院生・修了生のパネルディスカッションの内容をふまえ,社会人大学院の学びについて自由に意見交換します。

↑アドバイスする苅宿教授と参加者の方々

↑グループをまたいで対話内容をまとめました!

最後に,苅宿教授から,「たった90分間だったが,これだけいろいろなことができる。またこのような機会を設けたい」というワークショップのプロらしい,まとめの言葉がありました。

今後もこのような企画やイベントを実施する予定ですので,ぜひまた機会がありましたら,ご参集ください!

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