近況報告

2023

03/10 依存症、アダルトチルドレン、人間関係に悩む人向けの雑誌「 Be!」の150号にインタビュー記事が載りました。私も初めはちょっと・・・という感じだったのですが、こうしたことで悩んでいる方たちを多数知っているインタビュアーの話とある時点からシンクロし始めて、結果として面白い記事になっていると思います。たぶん書店などでは手に入らないので読むのは難しいかもしれませんが、どこかで目についたらぜひご覧ください。これぞ創発という感じです。

03/01 日本認知科学会の学術誌『認知科学』に,本田秀仁さんと一緒に書いた「バイアス概念の再検討から思考研究のこれまでとこれからを考える」が掲載されました.バイアスは悪者ではありませんということです.

02/19 日本病院総合診断医学会が宇都宮にある宇都宮ライトキューブで行った学会で,認知バイアスに関する教育講演というものをしてきました.臨床の現場での診断エラーというものは深刻な事態を招くことも多いとともに,その件数も多いという報告が数多くなされているということで,私がお話しすることになりました.認知科学と医療現場との新しいつながりができる可能性があると思いました.また講演とは異なりますが,後の質疑の中で私の『類似と思考』を読んでくださり,医学教育における準抽象化を考えているという,素晴らしく嬉しいお話しも聞くことができました.読んでくださった獨協医科大学総合診療科の先生方に感謝.

01/10 昨年出版された『認知科学講座全4巻』の出版の経緯を記した小文が東大出版会の広報誌UPに掲載されました。またこれをこちらからWebで閲覧することができます。

2022

11/14 週間『教育資料』という雑誌に、プリマー新書『私たちはどう学んでいるのか:創発から見る認知的変化』に関する小文を載せました。

09/29 来年度の科研費申請の打ち合わせのために、名古屋大学の三輪研究室を訪問し、立命館大学の服部さんと一緒にいろいろと考えました。加算的・減算的思考という面白い研究テーマに触れることができました。

09/24 私の研究室の小田切史士さんに博士(学術)の学位が授与されました。

09/16 前にお知らせした認知科学講座の第4巻『心をとらえるフレームワークの展開』(横澤さん編集)に、「プロジェクション科学」という章を執筆しましたが出版されました。

09/15 札幌市立大学の学長の中島秀之さんのお誘いで、同大学のFD研修会で講演をしました。数年ぶりの札幌でとても楽しかったです。

09/09 横澤さん、川合さん、嶋田さんと私の3名で編集した認知科学講座(全4巻、東京大学出版会)が刊行予定です。まず1巻と3巻が出ます。私の編集した3巻「心と社会」は、心理実験、脳計測、状況論、相互行為分析、学習科学、ヒューマン・エージェント・インタラクション(HAI)、現象学など、極めて多様なアプローチで心と社会の関係に迫る素晴らしい章からなっています。どうぞぜひご覧になってください。

09/08 日本認知科学会がオンラインですが青山学院大学主催で行われました。8日は大会企画シンポジウムを実施しました。心と身体、心と脳、心と社会という3つのテーマについて、認知科学者と哲学者の対話が行われ、議論が盛り上がりました。

08/29 全国保険医団体連合会が月刊で出している「月刊保団連」という雑誌に、「認知バイアスとは何か」というタイトルの小文が掲載されました。横澤一彦さんのも掲載されています(と言ってもこのページを見る人はおそらくこの雑誌にはアクセスできないでしょうけど)。

06/19 筑摩プリマー新書で「私たちはどう学んでいるのか:創発から見る認知の変化」が出版されました.多様性,揺らぎ,相互作用という観点から,上達,発達,洞察を統一的に説明しようという本です.これに関連して,能力観,知識観,教育観についての,問い直しの必要を訴える本です.よかったらどうぞご覧になってください.

06/01 日本政策金融公庫が出している「調査月報」という雑誌に,「人物評価に見る認知バイアス」という小文を寄稿しました.

03/13 伊藤国際学術研究センター(旧学士会館分館)で行われた友人の横澤一彦さんの東京大学退職記念パーティー及び講演会,横澤組による研究発表会に参加しました.横澤さんの統合認知の全容,横澤組の研究活動などを知ることができ,大変に刺激的でした.

02/20 玉川大学の大森隆司さんの退職記念講演をオンラインで聴講しました.何にでも興味を抱き,そこに独自のアイディアで切り込んでいく姿がとても印象的でした.テーマ的にはやはりメタ学習が最も魅力的でした.

02/19 看護シミュレーション・ラーニング学会で,「認知科学的観点から考える熟達化支援」というタイトルの講演をしました.

2021

12/11 井上順孝さん(國學院大学名誉教授)と中山真孝さん(京都大学助教)を招いてハイブリッド形式でプロジェクションフォーラムを開催しました.井上さんは主に新宗教をベースにして宗教研究と認知科学,プロジェクション科学との関係について講演をしました.中山さんはAwe(畏怖)体験についてのご自身の研究を報告しました.

11/13 齋藤亜矢さん(京都芸術大学)を招いて久しぶりのプロジェクション・フォーラムを開催しました。チンパンジー,幼児での研究を踏まえて描画(つまりプロジェクション)の起源を探る刺激的な研究報告でした.本学の米田英嗣さんはその後,ナラティブ・マーケティングについて近著を基にした報告をしました.

09/11 ATRの浅井智久さん達が企画した『自己研究の此岸(これまで)と彼岸(これから): 「身体×モデル×制御」から「抽象×メタ×エナジー」へ』というオンラインシンポジウムに参加しました。自己研究がとんでもない飛躍を遂げていることがわかりました。またマイクロステート解析という、脳科学の新しい研究方法を知ることもできました。こちらも衝撃的でした。

09/10 東京大学出版会の70周年記念リーフレット第2弾「21世紀を照らす」に、私の書いた『教養としての認知科学』が選ばれ、執筆に関わる小文が載りました。素晴らしい本を数々出版している出版会の中の5冊に選ばれ、大変に光栄に感じています。

09/05 日本認知科学会第38回大会で、小野さん(北大)、岡田さん(玉川)と一緒に「プロジェクションのモデル化と応用に向けて」というセッションを企画しました。飯塚さん(北大)、寺田さん(岐阜大)、久保さん(愛知淑徳)の3名のゲストスピーカー、そして小鷹研究室(名古屋市立大)からの4件の発表、そしてヒデマン(阪大)を迎えての3時間超に及ぶ、熱気にあふれたセッションでした。ここに抄録があります

08/04 理研の入來さん、Bretasさん、山崎さん、そして東海大の田中さんと一緒に書いた、The Sapient Paradox and the Great Journey: Insights From Cognitive Psychology, Neurobiology, and Phenomenology. という論文がPsychologiaに掲載されました。とても面白いと思います。プロジェクションについてもかなり書きました。一次、二次のプロジェクションという、新たな概念の導入も行いました。

07/25 2016年に出版された『教養としての認知科学』がなんと10刷目となりました.書いていた時には夢想すらしなかった部数です.読者の方に御礼申し上げます.またブルーバックスに書いた『認知バイアス』はまだ1年経っていないのに10刷となりました.これそのスピードに驚いています.

03/30 サイエンス・シフトというWebマガジンに「「原因」を求める心─仮説思考/アブダクション/因果推論に潜む認知バイアスを知る」という記事を寄稿しました。

03/22 東京大学の教養学部(前期課程)で長年教えていますが、コロナ禍の中で、上手に(?)講義を行なったということで、グッドプラクティス賞というのを頂戴しました。中身は例年通りですが、苦労と誠意は例年の2倍以上でした。前期(春学期)は受講生とのやりとりが活発で、特に楽しかったです。

03/15 ホームレス問題への取り組みで有名な「ビッグイシュー」(No. 403)で、「思い込みと偏り:認知バイアス」という特集が組まれ、その中で私へのインタビューに基づく記事が出ました。社会心理学の北村英哉さんの記事もあります。

02/21 東京大学のVRセンターが主催した「アカデミックとVRユーザを繋ぐ学術イベント『Close encounters of the third kind』第三部」に,小鷹研理さん(名古屋市立大),田中章吾さん(東海大),鳴海拓司さん(東京大学)と共に発表者として参加しました.とても楽しい時間を過ごしました(3時間半!).VRChatでやるという話だったので練習したけど,全く使いませんでした(こいつは残念).ここにその時の動画があります.

02/16 「認知科学」などを含め、11項目を担当した、『現代心理学辞典』(有斐閣)が刊行されました。「問題解決」、「類推」など、定番のものもありましたが、「メタ理論」、「構造」、「モデル」など、書いたことのない抽象的な項目もあり、随分と考えながら書きました。

01/16 朝日新聞夕刊「いま聞く」インタビューで,私がコロナと認知バイアスについて語った記事が載りました.

2020

12/05 朝日新聞DIGITALに新型コロナに関しての認知バイアスについてのインタビュー記事が載りました。

12/01 認知科学27巻4号に「プロジェクション・サイエンスのこれまで、そしてこれから」が掲載されました。これは9月にいただいた学会特別賞についてのものです。

11/25 講談社ブルーバックスの配信するWebマガジンに「実は「ブレスト」はめちゃ非効率…その理由が「こころの科学」で判明した!」が掲載されました.

11/13 講談社ブルーバックスの配信するWebマガジンに「【頭脳パズル】コインを3枚だけ動かして、三角形を移動できますか?」が掲載されました.

11/13 講談社ブルーバックスの配信するWebマガジンに「あなたの記憶にかかっているバイアスを心理科学的に検証してみた」が掲載されました.

11/12 理化学研究所の入來さんのお誘いで、神戸の理研に行ってきました。サルの実験、プロジェクションと人類移動に関わる論文執筆のための打ち合わせです。話題がものすごく盛りだくさんで、頭を使いまくりの2日間でした。今年初めての出張でした。

10/20 講談社ブルーバックスから『認知バイアス:心に潜むふしぎな働き』が出版されました。

10/16 玉川大学脳科学研究所社会神経科学共同利用・共同拠点が企画した「視覚における世界と社会の理解」研究会において、「プロジェクション科学:知覚というコインの裏側に迫る」というタイトルで研究発表をしました。なかなかわかっていただけない人もいた一方で、ポランニー、予測符号化、社会的交換などについて、セッション終了後もディスカッションが続きました。随分と考えることが増えました。コメントをしていただいたすべての方に感謝したいと思います。

09/27 今日は名古屋大学の人たちが企画した「ソーシャル・エージェントと人の良い関係」というWeb Sminarに参加した。発表者は初音ミクと結婚式を挙げた近藤さん、阪大の売れっ子高橋英之さん(ヒデマン)だった。面白かったのだがプロジェクションがないとうまく説明できない現象かなと思った次第。

09/19 日本認知科学会第37回大会で、「プロジェクション科学の基盤拡充を目指して:関連書科学との対話」を開催しました。100名の参加者で盛況でした。参加してくださった方、講演をしていただいた田中彰吾さん、入來篤史さん、尾形哲也さんに心より感謝いたします

09/18 2019年に『認知科学』の27巻1号に書いたプロジェクション科学の目指すものが、日本認知科学会の特別賞に選ばれたことを書きましたが、今日表彰式がありました(オンラインですけど)。

09/17 日本認知科学会37回大会で、研究室の小田切史士さん、野田裕太さんがポスター発表をしました。前者は線運動錯視とフランカー課題を組み合わせた注意に関する実験、後者は理学療法士の患者像の動的生成に関わる調査研究です。面白いですよ。

09/04 第2回共創言語進化セミナー「道具にみる階層構造の発達と言語」(佐野勝宏さん@東北大)のWeb Seminarに参加しました。言語の階層性、道具製作の階層性を関連づけようとする試みです。疑問も残りましたが、面白かったです。

08/23 昨年の『認知科学』第1号に出たプロジェクション科学特集をベースにした本が9月中旬に近代科学社から刊行されます。タイトルは『プロジェクション・サイエンス:心と身体を世界につなぐ第三世代認知科学』です。予約などはもうできるようです、是非よろしくお願いします。

07/23 一昨年,昨年,北大の小野さん,青学の米田さんと一緒にとても苦労して編集をしたプロジェクション特集号に掲載された田中彰吾さんの論文が日本認知科学会の論文賞に選ばれました.またその号に書いた私の論文が特別賞に選ばれました.学会がプロジェクションを応援してくださっていると思い,感激です.

05/26 講談社ブルーバックスの配信するWebマガジンに「認知科学者が考える「あのトイレットペーパー騒動はなんだったのか」が掲載されました.

03/09 「類似と思考 改訂版」というタイトルの本を書きました.ちくま学芸文庫から出版されています.これは約25年前に共立出版から出た認知科学モノグラフと同じタイトル,主旨のものです.ただ文庫化ということで,ほぼ完全に書き直しをしました

03/08 大学院生の小田切さん(第一著者)と一緒に昨年認知科学会で発表した論文「系列情報の閾下呈示が洞察問題解決に与える影響」が『認知科学』26巻1号に、大会発表賞受賞論文として掲載されました.(doi:10.11225/jcss27.7)

01/24 理研の入來さんおよびそのラボの方との共著論文が、Experimental Brain Researchに掲載されました。手堅い話と入來さん流のどでかいスコープの話が一緒になったすごい論文です。プロジェクションもしっかり入っています

01/19 プロジェクション・フォーラム11回目を開催しました。今回は知覚科学の薬師神さん、いつものメンバーの岡田さん、嶋田さんでした。参加者は少なかったのですが、先天盲の開眼手術、深層生成モデル、Russian Doll modelなど、これからの展開に重要な発表で大満足でした。

01/10 筑波大学附属小学校が編集している「教育研究」という雑誌に,「揺らぎが生み出す理解と学習:可能態として子供を見る」という小文が掲載されました.

2019

12/25 今日はNEDOで「未来の人工知能技術検討会」というのがあり、そこでお話をしてきました。中島さん(札幌)、尾形さん(早稲田)、丸山さん(PFU)、松尾さん(東大)などもいらして、知性、知能についてのとてもintensiveな議論ができました。今年はこの近況も書き納めだと思います.

12/22 私の研究室の小田切史士さんが、日本認知科学会で大会発表賞(発表タイトル「系列情報の閾下提示が洞察問題解決に与える影響 」)を受賞しました。

12/15 第10回プロジェクションフォーラムを開催しました.今回はゲストは呼ばず,寺尾敦さんと私が報告をしました.

12/12 立命館大学の服部研究室を訪問し,今後の創造,問題解決研究の方向について議論をしてきました.その後,ポスドクの西田勇樹くんも交えて居酒屋でさらに議論をしました.

11/30 第9回プロジェクションフォーラムを開催しました.今回は東海大学の田中彰吾さん(哲学)と,愛知淑徳大学の久保南海子さん(心理学)をゲストとしてお呼びしました.田中さんは現象学,特にメルロ=ポンティとプロジェクションの関わりについてお話いただきました.また久保さんは二次創作,モノマネ,科学コミュニティーとプロジェクションの関係についてお話しいただきました.

11/09 北海道大学で行われた人間知・脳・AI研究教育センターの設立記念シンポジウムを聴講してきました。Northoff, 土谷, 鈴木, 金井, 下條, Gallagher, 谷, 三宅などそうそうたるメンバーが意識という最大の難問について最新の成果を発表していました。ちょっと私には難しすぎたかもしれないけど,大いに刺激を受けました。札幌は久しぶりでしたが心地よい寒さでした。

10/27 プロジェクションフォーラム第8回を行いました.今回は飯塚さん(北大),中田さん(名大)のお二人をゲストにお呼びしました.飯塚さんは現在登校中の,超面白い研究を発表され,プロジェクションとの関係を論じてくれました.中田さんは,他者のプロジェクション,自己のプロジェクションについて,研究成果を発表してくれました.2つともとても刺激的でした.

09/30 楠見孝さんの編集した『学習・言語心理学』(遠見書房)に,「問題解決と学習」という章を書きました.公認心理師対応教科書だそうです.

09/07 日本認知科学会で「プロジェクションの理論とモデルへ向けて」というセッションが開かれました.昨年同様,多くの方が参加してくれました.認知神経科学,哲学,認知心理学(生理),臨床,社会など各方面の研究者がとてもエキサイティングな発表をしてくれました.コメンテータとして発言もしました.

09/06 日本認知科学会の企画シンポジウムで発表をしました.山川さん@WBAI大平さん@名古屋大池上さん@東大など,すごい人たちと面白い議論ができたように思います.もう少し時間を考えてスライドを作るべきと反省.

09/05 小田切さんとの共同研究「系列情報の閾下提示が洞察問題解決に与える影響」を日本認知科学会第36回大会(静岡大学浜松キャンパス)で発表しました(発表は小田切さん).

08/28 湯本富士屋ホテルで,恒例の認知科学会サマースクールがあり,参加しました.9年の歳月を経て,今回は本当にサマースクールらしいものとなりました.若い人はぜひ出るべきですね.

08/06 オープンキャンパスで高校生向けにレポートライティングの話をしました.

06/30 池上知子「格差と序列の心理学:平等主義のパラドックス」について,「児童心理学の進歩2019」で企画された書評シンポジウムに「格差と序列の心理学から考えたこと」というコメントを書きました。

06/15 定例のプロジェクション・フォーラムを開催。統合的認知の横澤一彦さんをゲストに招きました。大変に有意義な研究会となり、今後の課題も見えてきました。またメンバーの米田さん(青学)も、event segmentationという面白いアイディアを提供してくれました。

06/10 コーディネータを務めた,坂本真樹「五感を探るオノマトペ:「ふわふわ」と「もふもふ:の違いは数値化できる」(共立出版)が刊行されたました。最後に,コメントのようなものを書いています。

06/05 新潟市の朱鷺メッセで開かれた人工知能学会全国大会において,プロジェクションサイエンスのオーガナイズド・セッション「プロジェクション科学の発展と応用」を行いました。稲見昌彦さん(東大)をゲストとして招き、小鷹さん、岩橋さん、川合さん、大塚さん、望月さんたちが発表をしてくれました。ただ発表をするはずだった共同研究者が無断欠席で慌てました.

04/20 プロジェクション科学の定例ミーティングを行いました。藤澤先生(元関西大学)が恐ろしいほど抽象度の高い知性論を3時間話してくださいました。

03/26 科研費の定例集会で、立命館大学(大阪茨木キャンパス)に行きました。本学の小田切さん、横山さん、立命館大学の服部研究室、名古屋大学の三輪研究室のメンバーの発表を聞き、熱いディスカッションをやってきました。創造ということ、その捉え方について色々と考えました。ここでまとめようと思います。

03/19 本学心理学科の重野純先生の最終講義を聞きました。聴覚分野のフロンティアを走ってきた先生のお話はとても印象的でした。また、ガッツというのか、粘りというのか、そういうものも印象的でした。

03/13 小野さん@北大,米田さん@青学と一緒に昨年来編集をしてきた「プロジェクション科学」特集号(日本認知科学会)がついに刊行されました.ぜひご覧ください.心理,臨床,VR,腐女子,発達,哲学など,多様な分野の研究者の論文が掲載されています(私も書きました).

03/02 2017年の12月に行われた日本認知科学会の冬のシンポジウム「跳び出す心,拡がる身体:プロジェクション科学の確立に向けて」の要約と,プロジェクション科学の簡単な説明を行った論文「シンポジウム:飛び出す心,拡がる身体」が青山学院大学教育人間科学部紀要に掲載されました.心理学科の薬師神さんとの共著です.

03/24 プロジェクション研究フォーラム(5回目)を行いました.今回は,Andy Clarkの研究で知られる,呉羽真さん(阪大)をお呼びして,Clarkの哲学,身体性認知科学とプロジェクションの関係についての発表が行われました.また横山裕樹さん(玉川大学)が予測符号化理論,生成モデルについて,また岡田浩之さん(玉川大学)が自由エネルギー原理についての解説,およびプロジェクションとの関係について発表を行いました.

02/21 千葉大学看護学部のFDセミナーで,大学教育についての講演を行ってきました.1つの学部だけなのに,教職員30名以上も参加してくださいました。

02/15 昔,科研費で一緒にお仕事をした東京大学法学部の太田勝造先生の最終講義に参加した.法というものに,ベイズ,人工知能,神経科学にアプローチする,そのユニークさに改めて感心した.

01/27 解離性障害の第一人者の柴山雅俊さん(東京女子大学)を招いて,プロジェクション研究フォーラム(4回目)を開催しました.また本学の大塚類さんがフッサールとプロジェクションの関係について,川合伸幸さん(名古屋大学)がプロジェクションを進化と発達の観点から検討した報告がなされました.すごく盛り上がりました.

01/12 青山学院大学の一般教養に関わる講演会に参加し,立教大学元総長の吉岡知哉さんのお話を聞いた.大変に共感できる話で,FaceBookにその概要を記しました.

2018

12/28 まだありました.サイエンスシフトというWebマガジンに「デキる人ほど危険:人の思考のクセを知って正しく考える方法」,「認知科学が教える、難しい課題に取り組むための2つのストラテジー」という2つの記事が掲載されました.

12/23 日本認知科学会冬のシンポジウム「大学で「わざ」を教えるユニークな教育」(企画:川合さん@名古屋,岡部さん@都市大)で「大学教育の新しいモデルを求めて:良品生産,品質管理の発想を超える」という発表を行いました.生田さん(田園調布大学),上田さん(同志社女子大),川嶋さん(京都芸大),石川さん(名古屋造形大)など,大変興味ふかい論考,実践が報告されました.これで今年の「近況」は終わりのはずです.

12/21 大学院生だった藤本匡介さん,大学院生の小田切史士さんと一緒に執筆した「オリジナル映像ドラマを媒介とした日本語学習者に対するトゥールミン・モデル指導」が,教育工学雑誌(2018 年 42 巻 Suppl. 号 p. 073-076)に掲載されました.ドラマで論理,ライティングを教えるというユニークな実践の報告です.

12/08 大学院生の小田切さんと共著の「洞察問題解決時における連続提示された閾下情報の利用可能性」という論文が,「認知科学」第25巻4号に掲載されました.2年がかりです.査読への対応,とても,とても大変でした.

12/07 荷方さん@金沢美工大と浅野さん@ホンダリサーチインスティチュートと一緒に,2050年の社会についてディスカッションを行いました.

11/30 電子技術産業協会で「認知とプロジェクション:次世代認知科学が目指すもの」という講演を行いました.

11/30 私が「認知科学」,「表象主義」という項目の執筆を担当した『質的心理学辞典』(新曜社)が刊行されました.これは執筆依頼から1年半以内で出版,すごく早いと思います.

11/25 BSフジの「ガリレオX」という番組で,プロジェクション・サイエンスが取り上げられ,出演しました.12月2日に同時刻(11:30-12:00AM)で再放送されます.番組はここで視聴できます。

11/03 大学教育イノベーションジャパンが主催する大学教育イノベーションフォーラム「AI時代の大学教育」で、「人間の知性は、AIとどう異なり、どう育てるべきか」というタイトルの講演を行いました(at 芝浦工大芝浦キャンパス)。スピーカには、中島秀之さん(札幌私立大学)、中山浩太郎さん(東京大学)がいらっしゃいました。

10/03 千葉大学アカデミックリンクセンターで行われた、「認知科学の視点から考える、教育・学習支援」というタイトルで講演を行いました。

09/27 久保南海子さんが企画した日本心理学会でジェンダー関連のシンポジウムで(レイチェル・ソーン先生,神谷先生発表),コメンテータとして発表しました.

08/31 日本認知科学会でプロジェクション・サイエンスのオーガナイズドセッションを行い,多くの方々(おそらく100名程度)に参加していただきました.また戸田山さんがとてもいい話をしてくれました.

08/31 日本認知科学会フェローの称号を授与されました.またその記念講演を行いました.ここに院生の横山拓さんが書いてくださった私の紹介文があります。

08/31 日本認知科学会における嶋田さん企画のシンポジウムでコメンテータをしました(川崎さん,梅田さん,杉浦さん,いずれの発表も面白かったです).

08/30 私が共著者になっている,「洞察問題における課題と認知的負荷の相互作用」の発表が小田切さんによっておこなわれました.

08/28 日本認知科学会のサマースクールに参加しています.

08/09 入來篤史さん(理研)の研究室にお邪魔しました.ラボの田岡さんから最新の研究の話を聞いたり,入來さん一流の壮大な話を伺ったりして,熱く議論をしました.プロジェクションの話,身体の話などで盛り上がり,一緒に論文を書きましょう,となりました.

08/05 オープンキャンパスで模擬授業をしました.

07/22 高橋さん(電機大),山川さん(ドワンゴ)の主催する帰納的概念操作研究会でコメントをしてきました.全くイメージのない研究会だったのですが,とても興奮しましたし,勉強にもなりました.皆様ありがとうございます.

07/05 小俣さん@SONYのお招きで、ソニー厚木テクノロジーセンターで、プロジェクションサイエンスを中心とした講演を行いました。200名も聴きにきてくださいました。

06/15 私が「類推」の項目を書いた「基礎心理学実験法ハンドブック」(朝倉書店)が出るそうです。お知らせまで。

06/10 大学院生の横山拓さんと共著の論文「洞察におけるメタ学習」が『認知科学』(Vol. 25, No. 2, 156-172)に掲載されました。ご連絡くだされば、PDFをお送りします。

06/10 大阪にある国立国際美術館で行われている「視覚百態:19のテーマによる196の作品」の図録に「認知科学から見る認識と言葉」という、私の小文が掲載されました。

06/07 鹿児島で行われた人工知能学会全国大会で、「「プロジェクション科学」の展開と発展」のOSを、小野さん@北大、岡田さん@玉川と一緒に企画しました。のべ100名程度の参加者と7件の発表がありました。

04/11 宮田さん,小田切さんとの共著”Do subliminal hints facilitate sequential planning when solving a spatial insight problem”が青山心理学研究(紀要)に掲載されました.

04/03 昨年,日本私立大学連盟の教学担当理事者会議で講演をした時の,講演録を掲載しました.

03/27 立命館大学大阪茨木キャンパスで,服部雅史さんが代表の科研費の研究会@立命館(茨木)で報告をしました.

03/18 伝康晴さん(千葉大)が代表者の科研費の集会「ことば・認知・インタラクション」@東京工科大学(蒲田)でコメンテータをしました.久しぶりに(20年ぶり?)土屋俊さんとお話ししました.

02/01 大学院生の横山拓さんと共著(第2著者)で書いた論文「変化する動的な環境におけるマネジメント」が電子情報通信学会誌(J101-D. 294 – 305)に掲載されました。「業績」のページに置くことはできませんが,ご連絡くだされば,PDFを送ります。

01/20 心理学ワールド第80号に,「プロジェクション科学から見るAIと人の知性」という短い記事(pp. 21 – 22)を書きました。

2017

12/20 認知科学会の学会誌「認知科学」に「プロジェクション科学」特集号が発刊されることになり(26巻第1号、2019年3月刊行予定)、そのcall for paperを出しました。

12/16 日本認知科学会冬のシンポジウムで「跳び出す心,拡がる身体:プロジェクション科学の確立に向けて」@青学を開催しました。哲学,リハビリ,VR,オタク,視覚科学の発表,100名超の参加者で盛り上がりました。

11/18 「表現と越境するジェンダー」という,久保(川合)南海子さんが主催したシンポジウム@新宿で,コメントをしてきました。声優の三ツ矢誠二さん(タッチの声),パフォーマのブルボンヌさん,女優の高山のえみさんなど豪華メンバーで,会場は満席でした。

11/11 玉川大学父母の会で,大学の教育,大学での学習についての講演をしてきました。父母向けというのはやったことがないので緊張しました。

09/15 認知科学会第34回大会で,浅田稔先生の「認知科学とロボティクスの未来」という講演のコメンテータを務めました.

09/14 認知科学会第34回大会で@金沢大「プロジェクションサイエンスの基盤と展開」というオーガナイズドセッションを小野さん(北大),嶋田さん(明治)と一緒に企画しました.聴衆100名超と盛況でした.またここで,大学院生の横山さんとの共著論文を発表しました.

09/13 金沢大学で開かれた認知科学会第34回大会で,大学院生の小田切さん,東大の小出さんと共著の論文を発表しました.

08/29 認知科学会サマースクール@箱根に参加しました.

08/25 IDE大学教育協会近畿支部で,「人工知能と教育」というシンポジウム@京大で講演をしてきました(事前の通知がいいですよね).

08/05 オープンキャンパスで模擬授業を行いました.

07/08 「認知科学」というチャプターの編集をした人工知能学事典(共立出版)が出版されました(いつ原稿を書いたのだろうか).旧版には載っていない項目が山ほどあります.

07/03 大学教育学会誌に論文が掲載されました.これは昨年に行われた同学会シンポジウムでの講演内容のラインに沿いながら,大幅に拡充したものです.

07/01 人工知能学会誌に,諏訪さん,堀さんと行った対談の第2回目が掲載されました。

06/03 認知心理学会のシンポジウム@慶応(本田さん@東大企画)で,プロジェクション・サイエンスの話をしました.

05/24 私がコーディネータを務め,あとがきを書いた”妹尾武治(著)「ベクションとはなんだ」(共立)”が出版されました.

05/23 人工知能学会全国大会@名古屋でプロジェクション・サイエンスのOS(発表9件)を行いました.

04/20 諏訪正樹さん(慶応),堀浩一さん(東大)と一緒に,一人称研究について語り合ったことが,人工知能学会誌32巻3号に対談として掲載されました.

03/15 私が編集を担当した「人の気づきに迫る:認知科学,心理学からのアプローチ」が情報処理58巻4号に掲載されました.基礎メカニズムに加え,医療,政治,司法,デザイン,企業などの現場での気づきに迫る論文からなっています.

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