教員コラム

佐伯 胖

日本には倉橋惣三がいてよかった!(佐伯胖)

先日、大学院の授業(「学習学原論」)で、Joseph Tobinらによる、日本、中国、および米国の幼児教育についてのビデオをつかった以下のエスノグラフィについて検討する機会をもった。 Tobin, J. J. et al. 1989 Pre...
山下 勝

直感からはじめる研究テーマ探索(山下勝)

いま大学は夏休みである。といっても授業がないというだけで、書かねばならない原稿がたまっていてなかなか休み気分にはなれない(なかには〆切を過ぎているのもあるし)。わたしの夏休みはいつから始まるのだろう? さて先日、ヒューマンイノベーションコー...
佐伯 胖

最近読んだ「目からウロコ」論文―その3(佐伯胖)

前回、ヴィゴツキーの最近接発達領域(ZPD)について、Chaiklinが「客観的ZPD」と「主観的ZPD」の2種類に分けて考えるべきだしていることを説明した。その場合、「客観的ZPD」というのは、すべての年齢層の子どもたちが直面している、社...
佐伯 胖

最近読んだ「目からウロコ」論文-その2(佐伯胖)

前回、Chaiklin論文で、ヴィゴツキーの最近接発達領域(ZPD)が、あくまで「発達」のモデルであって、「学習を促す」話ではないと言うこと、さらに、ヴィゴツキーが「発達」と捉えていることは、「アレができる、コレができる」というスキルや、「...
佐伯 胖

最近読んだ「目からウロコ」論文-その1(佐伯胖)

昨年秋にカリフォルニアのサンディエゴで開催されたISCAR(International Society for Cultural and Activity)大会で、小生の発表に対してSeth Chaiklin がいろいろ有意義なコメントをく...