大分前の朝の番組を見ていたら,『主婦たちのネット依存』という特集が組まれていた.途中からであったが,みてみたらかなり驚く内容があったので以下にまとめてみる.
- 2人の若い夫婦がいた.
- 夫がオンラインゲーム(仮想世界みたいなやつ)にはまっていた.
- 妻と同じ趣味を持とうと一緒にやり始めた.
- 2人とものめり込み,ネット上でも結婚をし,2人で家を買い,畑を耕す(?)などをやりはじめた.
- 夫が配置転換で急に忙しくなり,帰りが遅くなり,一緒にゲームをやることも全くできなくなった.
- ある日,家に帰って妻のゲームをみると,妻はネット上で夫とは離婚していた.
- さらに,他の人と再婚もしてしまった.
- 夫が怒り,ネットワークを切断すると妻は狂乱状態になる.
- そしてネット上の夫から妻宛にプレゼントまで届くようになった.
どういうことでしょうか. 一見ひどく滑稽というか,異常というか,そういう気にもなる。しかし、そうやってネットはおかしいと言っていられるのだろうか。そうではないだろう.もしバーチャルを徹底排除すれば,電話で愛を確認するのも異常、ラブレターを書くのも異常,そもそも言葉を使うこと自体が異常となりかねない.だとすると残されるのは直接抱きつくだけだ。これはふつう犯罪。じゃあどうするの?ここらへんを考えないとね.人間は記号を使い始めてから、そもそもオタク化しているわけなので、記号がネットになったと言うことはどっちかというとマイナーチェンジですよね.