Tower Recordでクラシックを買う

1週間前くらいに採点の合間にボーとしていたら、突然頭の中で音楽がなり始めた.とても好きだった曲なのだが、なぜか思い出せず、しばらく考えていたら「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲だった.それ以来、どうしても聞きたくなっていた.とうことで本日、試験監督終了後に渋谷のタワーレコードに行ってきた.あるわ、あるわ、ベーム、クライバー、バレンボイム、サバリッシュ、フルトベングラー・・・などなど.安いのは3000円台前半、高いのは7000円台.ニルソンが好きなのだが、ベームのは高すぎるということで、サバリッシュにした。

それから、妻がのだめのファンでのだめのCDをずっと買っている。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲がこのCDの3に入っているのだが、なぜか第1楽章しか入っていない。残りも聞きたいという話しを聞いていたので、チャイコフスキーコーナーに行く。これは「あるわ、あるわ」ではすまないくらいある。数えていないけど優に30以上のアルバムが並ぶ。最近テレビで聞いて、とてもいい印象を持った庄司さやかさんのもあった。またズッカーマン(確かのだめのCDはこれ)とか、パールマンとか、いわゆるというのもあった。まよっていろいろと手に取っていると、なんとなんとハイフェッツのがある。信じられない。もう聞けないと思っていた。

実は小学校6年のときにクラッシック音楽を聴くのが好きになった。最初は母親が若い頃買っていたレコードを聴いていた。当然、いわゆる名曲から入ったわけで、バイオリン協奏曲といえばベートーベンとか、メンデルスゾーンとか、そしてチャイコフスキーとなる。そのとき聞いたのがハイフェッツ。むろん他の演奏家のを聞くこともなかったので、これだけおそらく数百回は聞いたと思う。

どこかのブログに書いたような気もするが、こういう初体験は抜きがたい思いを残す。それ以来、いろいろな人のを聞いたけど、やはりハイフェッツが原型にあるので、どれを聞いても違和感が強い。とにかくスピードが全然違う。加えてめちゃめちゃに正確で丁寧。またリズミックというのか、跳ねるような感じで音が出てくる。独特なのかもしれないけど、やはりこれじゃないとだめ。なんか、何かに似ている。

というわけで今晩は幸せだ。

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