リアルと現実

タイトルにあるような難しい問題を言うのではないのだが、今日講義を行って、「『リアル』への接近が必ずしもリアルを保証するわけではない」というようなことを述べた.授業終了後、アメリカからの留学生から「なぜリアルという言葉を用いて、現実という言葉を用いないのか」と言われた. あまり考えたこともなかったけど、ただリアルという言葉を用いたわけではないことに気づいた.「『現実』への接近が必ずしも現実を保証するわけではない」というのとは意味が違うわけだ.つまり日本語の語用から考えて、リアル=現実というわけではない. 現実的というのはどういうときに使うのか. 計画  △リアルな計画  ○現実的な計画 描写  ○リアルな描写  △現実的な描写 人間  ○現実的な人間  △リアルな人間 危険  △リアルな危険  ○現実的な危険 などいろいろ場合がある(こういうときはどんなサンプルをとるのだろうか).ちなみにrealisticとrealというのはともに形容詞だけど、どんな違いがあるんだろうか.

コメント

タイトルとURLをコピーしました