ダイナミカル宣言IV:とりあえずのまとめ

前回から、6カ月ほど時間があいてしまいました。あまりに忙しくて、仕事をする以外にやったことといえば、各々の仕事の区切りがついた後で、しこたま酒を飲むことだけだったような気がします(だからやったことをすぐ忘れる)。思い出したら、また付け加えていきます。ちなみに、論文関係の仕事は今年はもう終わりました。読んでみたいと思っていた本がたまっていますので、後は楽しい3ヶ月を過ごします。

さて、ダイナミカル宣言ですが、いくつかの方向がはっきりとしてきました。これは詳しくは「認知科学」(日本認知科学会の学会誌)の8巻3号に掲載された私の論文「思考のダイナミックな性質の解明に向けて」 をごらんください。

書いたことは、前半は「類似と思考」以来書き続けてきている、

  1. 形式的アプローチの問題
  2. 知識依存の認知

に始まりますが、その後はあまり今までに書いたことがないことを書いています。

  • コネクショニズム
  • 外的資源
  • 生物学的指向
  • 進化心理学
  • 認知神経科学
  • コネクショニズム(構成的アルゴリズムを含む)
  • 創造的思考
  • 類推(copycatなど)
  • 洞察
  • 科学的発見

からなっています。最後のこれからの研究のためにというところでは、

  • 誤差の問題
  • 長期に渡る研究の必要性
  • 設計概念の見直し

など、今までの「ダイナミカル宣言」の中で述べてきたことを書きました(ほとんどそのままというところもあります)。自分でもよくまとめたなと思いました。ただ、これは出発点というか、ダイナミズム宣言の一歩めに過ぎません。この中で、具体的な研究を展開させる必要があるのは言うまでもありません。

なお、この他に、ダイナミカル宣言をやるきっかけになった論文である、

・「思考と相互作用」(認知科学の新展開2「コミュニケーションと思考所収)、岩波書店

とか、これを発展、および今までの研究と統合させようと、もがきにもがいた

・ダイナミックな相互作用による創発としての洞察: 機能レベルモデルからの示唆. 脳の科学, 23, 545 — 552.

も出ましたの、興味のある方はお読み下さい。

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