アナロジーの力刊行

Keith J. HolyoakとPaul Thagard著の”Mental Leaps: Analogy in Creative Thought”の翻訳が新曜社から刊行されました(5200円)。この本は、多重制約という考え方から、人間、動物、機械におけるアナロジーを包括的に論じた、素晴らしい本です。訳者がいうのもなんですが、名著です。著者の二人の経歴は次の通りです。

キース・ホリオーク教授は現在、カリフォルニア大学ロサンジェルス校の心理学科の教授である。彼は、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業し、スタンフォード大学で博士号を取得している。これに加えて、認知科学会の運営委員会会長、Cognitive Science誌の上級編集委員、 Cognitive Psychology誌の編集委員をつとめている。

ポール・サガード教授は、現在カナダのウォータールー大学の哲学科、心理学科、コンピュータ科学科の教授、同大学の認知科学プログラムの所長であり、認知科学会の運営委員として活躍している。彼は、カナダのサスカッチュワン大学、ケンブリッジ大学を経て、トロント大学で博士号を取得している。また、ミシガン大学ではコンピュータサイエンスで修士号も取得している。彼は、本書の他にも数多くの本を著しており、Mind: Introduction to Cogntiive Science}(MIT Press, 1996)(近々、翻訳出版)、Coceptual Rev olustion (Princeton University Press, 1992), Computational Philosophy of Science. (MIT Press, 1988)の著者である。

以下に、目次だけ載せます。

1. はじめに
2. アナロジーの多重制約理論
3. 動物のアナロジー
4. 子どものアナロジー
5. アナロジーのプロセス
6. 意思決定におけるアナロジー
7. 説明におけるアナロジー
8. 科学におけるアナロジー
9. 文化におけるアナロジー
10. アナロジーのコンピュータモデル

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