プロジェクション

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naming insightとプロジェクション

共創言語セミナーという、新学術領域(代表:岡ノ谷一夫)で毎月のように、オンライン講演会をやっている。先日は、もう40年来の知り合いである今井むつみさんの講演が行われた。当日は参加を忘れてしまったのだが、その後にビデオ視聴ができるので、それを...
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現象学的還元についての個人的な思い出と現在の見解

現象学的還元というのはフッサールが使った、とても、とても有名な言葉であり、その後の多くの研究に多大な影響を与えたものです。ものすごく重要な概念だし、多くの哲学者がフッサールの著書をきっちりと原著で読んだ上で、さらに関連の研究者の著作も踏まえ...
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Social VR,Avatarについて考える

「アカデミックとVRユーザをつなぐ学術イベント「Close Encounters of the Third Kind(第三種接近遭遇)」第三部」というイベントに参加しました.他に,小鷹さん(名古屋市立大),田中さん(東海大),鳴海さん(東大...
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NEDOでの会議を振り返る.

近況にも書いたけどNEDO(新エネルギー技術総合開発機構?)がやっている「未来の人工知能技術検討会」でお話をしてきた。中島秀之さん、尾形哲士さん、丸山宏さん、松尾豊さんなどが私の発表をもとにいろいろと議論をするという楽しい会だった。 古典的...
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プロジェクションを考えるといいことは何か?

すごく久しぶりなのだが,プロジェクション科学の広がり,可能性について書いてみる.はじめの方はプロジェクションの説明,最後の3段落くらいが広がり,応用についてです. ---- 人は何かを感じたり,考えたりすると,それを外の世界に投射(=プロジ...
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フェティシズムとプロジェクション

フェチと聞くとヤバいみたいに考える人もいると思うが、文化人類学、文化社会学では大事な研究テーマとなっている。最近読んでいる田中雅一さんのフェチシズム研究全3巻は素晴らしい。 ・フェティシズム論の系譜と展望- ・越境するモノ ・侵犯する身体 ...
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生田の熟達論とD. Pinkのモチベーション論,そして感染

昨日(7月18日)の大学院ゼミでは面白い発表が続き,触発されていろいろと考えたので,それを備忘録としてまとめておきます. 生田久美子さんの「わざから知る」は30年ほど前に出た本であるが,その輝きは失せない.それどころか,今の教育改革ブームに...
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プロジェクションとクオリア

前の投稿で、人間にとっての世界はmixed realityだと述べた。つまり物理世界には存在しない、推論、処理の産物を世界の中に投射し、それを見ている、感じているのが人間だと述べた。もっとも、動物だってmixed realityの中で暮らし...
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認知科学会2017でのプロジェクションの大展開

9月13日から金沢大学で開かれた,日本認知科学会大34回大会で「プロジェクションサイエンスの基盤と展開」というオーガナイズドセッションを開催した.最も広い部屋が割り当てられ,開始前は「ガラガラだったら・・・」などと考えていたが,100名を超...
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ポランニーから見るプロジェクション:棲み込み

さて近位項として捉えたものを遠位項に投射するということは,遠位項の世界の中に自分の感覚を飛ばすこと=プロジェクション(投射)すること,となる.ということは,遠位項の中に自分の感覚が存在することになる.世界の中の対象である遠位項の中に自分の感...