過去記事の再投稿(スタッフ)

アナロジー

身近な類推II

002年1月30日の朝日新聞朝刊にオウムのトップに就任した上祐史浩に対するインタビュー記事が載っていました。この中で記者が「今でも麻原を崇拝しているそうだが」という質問をしました。これを受けて、上祐は「彼は精神的な父親のような存在である。父...
研究一般

査読を考える

昨年、2本ほど査読のある雑誌に論文を投稿したところ、両方不採録になりました。一つの方は国際学会(英語)であり、もう一つは通常の学会誌です。英語の方ですが、査読内容を読むと3人の査読者のうちの一人がreadabilityについてものすごく低い...
Blog

ペットロボットを嗤う

今日は簡単に行きます。ロボットについてです。言うまでもなく、ロボットブームです。消費者だけではなく、研究者の中でもここ10年くらいはロボットブームです。前々から、一言いいたかったのは、「まともなもの作ってよ」ということです。結局、研究しても...
アナロジー

身近な類推I

ダイナミカル宣言をしていますが、私はもともと、そして今でも類推(アナロジー)の研究者であります。いままでいつも思っていたのですが、新聞や一般の人が読む本、雑誌、新聞などにおけるおもしろいアナロジー、変なアナロジーを紹介する、新しいシリーズを...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言??:ダンスを考える

これはいわゆるダイナミカル宣言とは違いますが、なんか関係あるんじゃないかと思っているので、こういうタイトルでいきます。 少し前の話ですが、7月に「ことば工学研究会」という会に出席し、発表をしてきました(私の発表はいつもの「機械とコミュニケー...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言IV:とりあえずのまとめ

前回から、6カ月ほど時間があいてしまいました。あまりに忙しくて、仕事をする以外にやったことといえば、各々の仕事の区切りがついた後で、しこたま酒を飲むことだけだったような気がします(だからやったことをすぐ忘れる)。思い出したら、また付け加えて...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言III:認知的学習に欠けていたもの

ちょっと論文調で堅いのですが、直している暇がないのでこのままいきます。 認知科学、特に教授心理学、発達ベースの心理学では、主にBruner型の教育観が支配的であったといえよう。つまり、スキーマ、メンタルモデルを事前に与え、教えられることをう...
Blog

人はなぜ学ぶか

ダイナミカル宣言はちょっと休憩。今日、日本認知科学会の「教育環境のデザイン」分科会に出席しました。私はそもそもこの分科会の発起人の一人でしたが、 奇妙な言葉遣いをする人がたくさんいること、 それについて説明を求めると罵るように応える人がリー...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言II:反応パターンを誤差にするな

誤差について考えてみたい。普通心理学の実験では、ある要因をコントロールして、その結果の変化を見ます。たとえば、発達心理の場合で言えば、年齢という要因をコントロールして(つまりさまざまな年齢の子供を対象とする)、調べたい能力を測定すると考えら...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言:とにかく宣言

最近、ふっ切れました。ということで、ダイナミカル宣言を行いたいと思います。類推をメインにここ10年ほど仕事をしてきて、自分の仕事に確信を持てるようになったのはいいことなのですが、かなりうんざりしてきた部分があります。これは飽きたというのでは...