「サラメシ」をみて考えたこと

「サラメシ」というNHKの番組がある。中井貴一さんがナレーションを務めているもので、色々な職場の人たちのお昼(?)ご飯を取り上げた番組だ。結構好きなのでよくみている。

今日の昼間にやったのはテレホンショッピングの会社に勤める人のサラメシだった。食べていたのはコンビニのスパゲッティなので特にコメントはない。

驚いたのはテレホンショッピングという業界の実情についてだ。何やらその業界は夜中の12時が最も売れる時だそうで、真夜中にもかかわらず、コールセンターにはおそらく100名超の受付の男女が忙しそうに働いていた。これは寝る前にちょっと見るという人がたちが多いせいだという。そういうことでその日の目玉商品は夜中の12時に放送することになっているらしい。

それで収録日の目玉は「茶碗蒸し」だ。はぁ、茶碗蒸しがなぜ目玉なのかが全くわからない。それで15個程度入っていて、五千円弱の値段という。ありえないと思った。夜中に五千円分の茶碗蒸しを買う人間なんて想像できないからだ。どうですか、買いますか?

それでさらにびっくりしたのは、その日の販売目標だ。なんと1万5千個が目標だという。これはさらにありえない。夜中にそんなことをする人が1万5千人・・・。ないないと思うのが普通だと思う。

ところがなんと放送を始めると電話は鳴りっぱなし、なかなか繋がらず7分待ちなどになっていた。7分も待たせるというのはまずいそうで、生放送を行っているスタジオに連絡までしていた。そして「今もう電話が殺到していて7分も待つ状態になっています。皆様申し訳ありません・・・・」などという放送が流れたりもする。それで結局、1時間(たったの)で売れた個数はなんと一万七千だそうだ!!!!!

茶碗蒸しは1時間で8500万円の売り上げがあり、そのうちのどのくらいかわからないが仮に10%だとすると850万だ。これがたった1時間の売り上げだ。信じられない。

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