潜在

The New Unconscious (2): 意識は何のためにあるのか by Bargh

この本の第2章はこの分野をリードする研究をしてきたことを私でも知っているという、John A. Barghによるもの.行為が意識とは独立に行われるという知見が彼の研究分野である社会心理学だけではなく,神経科学や,認知心理学でも得られていると...
潜在

The New Unconscious (1):意図なんか要らない by Wegner

第1章のWegner, D. M.によるWho is the controller of controlled processes?を読んだ.ポイントは何かというと,意図が行為を引き起こしたというのはそういう知覚を行ったということであり,実...
ダイナミカル宣言

The New Unconscious (0)

思考を前頭葉から解放する、という言葉はここのページで使った記憶がある.しかし、思考はそうしたものではないということが徐々に明らかになってきている.思考は 感情身体環境 の生み出す情報に強く影響を受けながら営まれていることがいろいろな研究から...
戯れ言

どうしてこんなに注意されるのか

だいぶ前に似たような記事を書いたことがあると思うが、少し違う展開になるので一応書いておく. 私たちはどうしてこんなに注意されなければならないのだろうか. 工事の時の(なんというの)監視員、警備員(?)はまさしくそれだ.今,構内で街路樹の作業...
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霊と金

櫻井義秀「霊と金:スピリチュアルビジネスの構造」(新潮社新書)を読んだ.たいへんにおもしろい本であった.神奈川県警の警視が関与していた神世界,霊感商法で悪名高い統一教会,スピコン(これは知らなかった)がどんなふうにして金を稼ぐのかが,被害者...
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被害者意識:その2

前の記事から考えが少し広まった.というか,いつも考えてきたことにつながった気がするので,少しこちらで展開する. 近年,被害者が特権的な地位を持つべきであるというような風潮が強くなってきたように思う.司法の場においても被害者救済とか,修復的司...
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被害者意識

今日,国谷さんがキャスターをしている番組を見ていたら「ほめる」ということが今注目されているという話しが出ていた.誰にもほめられず、黙々と子育てをする母親、仕事に追いまくられている若い男性などが出ていて,「ほめ言葉」をもらうこと,そうした本を...
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体調不良その2

以前「体調不良」というエントリーで、偏頭痛、肩こり,目の疲れは風邪のせいであるという話しを書いた.今回は10月くらいからの風邪に始まり,その後の胃もたれ,頭痛と続き、12月末当たりに上記と同じ症状が現れ,また耳鼻科に行った.これで一発で直る...
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本を売る時の礼儀

古本屋で古い本を集めるのが好きな友人がいる.昨日その人がにやにやしながら,一冊の本を私に渡した.よく知っている人の書いた専門性の高い本で、定価は1万円近くするのが5000円で手に入ったとか.しかし問題はそこではなく、その本の最初のページには...
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水着の寿命

一昨日,泳ぎ終わって水着を洗っていたら,尻の一部分が変色し,(黒だったのが)茶色っぽくなっている.いくらなんでも「あれ」ではないだろうということでよく見てみたら,その部分の繊維が変質して薄くなって,裏側がみえるために変色したように見えたとい...