インタフェース

「使いやすさの認知科学」刊行

私が編集委員をしている認知学の探求シリーズの新刊が出ました。「使いやすさの認知科学」です。目次はここです。この本は確か1998年に「認知科学」誌で法政の原田さんが担当したインタフェース特集をもとにしたものです。 ここで言うべきことは、何より...
ダイナミカル宣言

ダイナミカル宣言VI:まもなく出ます、「知の起源」

10ヶ月ぶりです。うーーん、忙しかった。忙しすぎて何が忙しかったかも覚えていません。 さて、私がここでダイナミカル宣言をやっている最大の理由は、認知科学は「知の創発、生成」を扱わなければならない、と考えているからです。そしてこの知の創発につ...
アナロジー

「類似から見た心」刊行!!

大西さんと私で編集した「認知科学の探求シリーズ:類似から見た心」(共立出版)が昨年(2001)暮れに出版されました。この本は、「類似」という観点から人間の認知を捉え直すという、1990年以降かなり活発になってきたアプローチの延長線上にありま...
Blog

驚くべき調査

「子どものやる気」に関して、国立教育政策研究所(旧国立教育研究所)が行なった調査の結果が朝日新聞に掲載されていました。それによると子どもがやる気を出すのは 「親に褒められた時」、 「先生に褒められた時」 「授業がよく分かる時」 「授業が面白...
お知らせ

認知科学辞典刊行

今回は、表記の通り単なるお知らせです。認知科学辞典がついに刊行されました。私は「思考」という分野の編集委員をしていたのですが、本当に長かったなぁ、という気持ちです。この編集に関わる、最初のメールは1997年の7月になっています(おそらくその...
研究一般

ロボット研究から「個性」を考える

この間、とあるシンポジウムを聞きにいった時に気になる言葉がありました。それは「個性」です。そのシンポジウムの発表者の一人はロボットに集団で芸をさせるという発表をしていました。そこで全く同じように作ったロボットでもハードウェア(モータ、センサ...
アナロジー

身近な類推II

002年1月30日の朝日新聞朝刊にオウムのトップに就任した上祐史浩に対するインタビュー記事が載っていました。この中で記者が「今でも麻原を崇拝しているそうだが」という質問をしました。これを受けて、上祐は「彼は精神的な父親のような存在である。父...
研究一般

査読を考える

昨年、2本ほど査読のある雑誌に論文を投稿したところ、両方不採録になりました。一つの方は国際学会(英語)であり、もう一つは通常の学会誌です。英語の方ですが、査読内容を読むと3人の査読者のうちの一人がreadabilityについてものすごく低い...
Blog

ペットロボットを嗤う

今日は簡単に行きます。ロボットについてです。言うまでもなく、ロボットブームです。消費者だけではなく、研究者の中でもここ10年くらいはロボットブームです。前々から、一言いいたかったのは、「まともなもの作ってよ」ということです。結局、研究しても...
アナロジー

身近な類推I

ダイナミカル宣言をしていますが、私はもともと、そして今でも類推(アナロジー)の研究者であります。いままでいつも思っていたのですが、新聞や一般の人が読む本、雑誌、新聞などにおけるおもしろいアナロジー、変なアナロジーを紹介する、新しいシリーズを...